teplo公式茶葉では、茶葉を1煎ずつ小分けにしてお届けしています。
この記事では、私たちが1煎パックでお届けしている理由をご紹介します。
日本とインド出身のエンジニアがteploの開発を始めたとき、「美味しいお茶を飲むための数値制御は人間がやらない方が良いのではないか。」という仮説を持っていました。この仮説が、結果としてパーソナライズ抽出という機能に辿り着いた話を、こちらの記事ではご紹介しました。
数値制御と美味しいお茶の仮説には紆余曲折がありましたが、私たちは、以下のような法則があると考えています。
「数値制御したお茶が必ずしも美味しいとは限らないが、美味しいお茶は数値制御がしっかりと行われている」
数値だけを追いかけても飲み手の気分や環境によってお茶の美味しさは変わりますが、美味しいと感じるお茶は必ず数値制御の基本を押さえているということです。
ですので、私たちは美味しいお茶を届けるために、お茶の中の数値制御の要素、とりわけ、お茶の量、水の量、抽出温度、抽出時間に細心の注意を払いサービスの設計をしています。
サービス設計をする中で、1煎パックの茶葉が、数値制御の中の「お茶の量」を最適に制御してお届けできる方法である、という結果に辿り着きました。それがteplo公式茶葉が1煎パックをお届けしている理由です。
お茶の量について、もう少し詳しく説明させていただきます。
みなさん、お茶屋さんで飲んで美味しいと感じたお茶を家で淹れてみると味が再現できないという経験はありませんか?
この原因は、茶葉の量である場合が非常に多いのです。
茶葉の量を間違えてしまうと、味が大きくブレてしまいます。例えば、300mlを抽出するために最適な量は、茶葉によっては10gだったり、2gだったり、大きく異なります。さらに厄介なのは、茶葉の大きさは種類により異なりますので、「ティースプーン何杯入れればOK」というような決め方も難しいのです。
そのため、私たちは、それぞれのお茶で抽出試験を行い、ホットティー300ml(水出しで500ml)を抽出するために最適な茶葉の量を割り出し、最適な量を1煎パックとしてお届けするという方法に辿り着きました。そのことで、「お茶の量」を正確に制御して、美味しいお茶に一歩近づくことができるのです。
以上、お茶の量の重要性と、teplo公式茶葉が1煎パックでお届けしている理由のお話でした。
しかしながら、1煎パックで届けるのも、さまざまな苦労があります。こちらの記事では、1煎パックをフレッシュな状態でお届けするために私たちがおこなっている工夫についてご紹介しています。気になる方は是非チェックしてみてください。
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著者情報/ teploについて
teploは「美味しいお茶を世界中に届ける」というミッションを掲げるお茶のブランドです。
お茶メディアの運営、茶葉の買付・販売、お茶の抽出機の開発・販売、飲食店にむけたお茶のメニュー開発・レシピ開発等を総合的にサポートしています。