teploティーポットが提供する非常にユニークな機能が、世界初の「パーソナライズ抽出」です。
パーソナライズ抽出では、お茶の抽出前にスマホアプリでなりたい気分選び、ティーポットのセンサーに指を置いて脈拍などのセンシングを行うと、それらの結果をもとにお茶の抽出温度や抽出時間を微修正して、今のあなたに最適なお茶を抽出します。
teploが「がっちりマンデー!!」に出演した際には、MCの加藤浩次さんとゲストの本田武史さんが、同じお茶、同じゴール設定で違う人がセンシングを行うとどれだけ味が変わるのか、という面白い(少し意地悪な?)実験も行われました。パーソナライズ抽出の結果はteploのスタッフが意図的に変更できるものではないので、収録本番の私たちは内心ドキドキだったことを覚えています。結果として、しっかりと特徴の異なる味や香りのお茶が抽出され、スタジオは盛り上がり、加藤浩次さんがteploでパーソナライズされたお茶を飲んでいるシーンが番組視聴率ランキング5位になるという嬉しいオマケまでついてきました。
少し話が逸れてしまいましたが、この記事では、teploがパーソナライズ抽出を始めたきっかけをご紹介します。
実は、teploはパーソナライズ抽出とは少し離れたところから開発が開始されました。
2015年の冬、日本出身の機械エンジニアの弊社のCEOと、インド出身のソフトエンジニアのCTOが、「お茶の味は抽出温度や抽出時間によってばらつきが出るのだから、それらを機械とソフトで正確に制御すれば美味しいお茶が飲めるんじゃないか?」という仮説をもとに、機械とソフトウェアの開発を開始したことがteploの始まりです。非常にエンジニアらしい視点ですね。
下の写真は、アイディアを思いついた際に、2人が部品をかき集めて手作りしたteploの第一号プロトタイプです。
正確な数値制御で美味しいお茶を楽しむことができるという仮説をもとに試作を行い、お茶のプロと意見交換をしているとき、お茶のプロの淹れ手の方がこんなことを言いました。
「お茶を抽出する温度や時間も大切だけど、淹れてあげる人の表情、ボディランゲージ、その日の気温や湿度などを感じ取って、少しずつ抽出の条件を変えているのよね」
これを聞いたエンジニア出身の2人は衝撃を受け、「数値制御は大切だけど、数値制御だけでは足りない」ということに(ようやく?)気づきました。
「お茶のプロが淹れるような美味しいお茶を淹れるにはどうしたら良いだろう?」
この問いに対して議論し試行錯誤を続けた結果、脈拍、指の温度、室温、湿度、騒音などを加味して抽出条件を微修正する、世界初の「パーソナライズ抽出」が開発されました。
抽出の数値を正確に制御する目的で始まったteploのプロジェクトは、このようにして、パーソナライズされた最高に美味しいお茶を届けるプロジェクトに進化していきました。そして、teploのパーソナライズ抽出は、teploオーナーの方々から日々送られてくるフィードバックにもとづき、今日も進化し続けています。
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著者情報/ teploについて
teploは「美味しいお茶を世界中に届ける」というミッションを掲げるお茶のブランドです。
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