こちらの記事で紹介した通り、摘採前の3日〜10日ほど日光を遮る工程を経てつくられるかぶせ茶。かぶせ茶は、摘採前に20日〜30日遮光する玉露と、遮光しない煎茶のちょうど中間ともいえます。そのため、玉露の豊かな甘味や旨味と煎茶のすっきりとした渋味や苦味を併せ持つ、「良いとこどり」ともいえる非常にバランスの良い味わいの緑茶です。
この記事では、かぶせ茶の特徴と美味しい淹れ方をご紹介します。
かぶせ茶は、下の写真のように、深い緑色で細い茶葉のものが多く流通しています。(茶葉のグレードや製茶方法の違いにより、少し丸まったような形をしている茶葉等もあります。)
抽出したお茶は下の写真のような見た目になります。
茶葉とお茶の見た目の特徴
深緑で芯のように細い茶葉で、抽出したお茶の水色(すいしょく)は、深い緑色をしています。
味の特徴
かぶせ茶ならではの旨味と甘みを豊かに感じられ、最後にキレのある渋みを感じることができます。
香りの特徴
玉露やかぶせ茶に特有の海苔のような香りやフレッシュな緑の香りを感じらることができます。
抽出条件
茶葉量: 7g(ティースプーン3〜4杯) 湯量: 300ml 抽出温度: 65度 抽出時間: 3分
おすすめのティーマリアージュ
・真鯛のカルパッチョ ・お好み焼き ・メロンのショートケーキ ・おせんべい ・ミックスナッツ ・羊羹
teploティーポットを使えば、最適な抽出条件で自動抽出することができます。気になる方はぜひチェックしてみてください。海苔のような香りが豊かに感じられます。
日本茶を代表する緑茶の良いとこどりをしたかぶせ茶を、ぜひお楽しみください!
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