セイロン紅茶の代表格 ヌワラエリヤ紅茶の特徴と美味しい淹れ方

NUWARA ELIYA BLACK LEAF

セイロン紅茶という言葉はどこかで聞いたことがあるかと思いますが、セイロンどんな場所かわかりますか?実は、セイロンはインド洋に浮かぶ島嶼の一つで、もともとイギリスの植民地でしたが、1948年にセイロンとして独立し、1972年にスリランカ共和国に改称しています。そう、セイロン紅茶とは、スリランカで作られている紅茶のことなのですね。
紅茶はスリランカの一大産業ですが、紅茶の生産が始まる前、スリランカはコーヒーの輸出量が世界トップクラスでした。しかし、1868年にさび病という病気で甚大な被害を受け、セイロンコーヒーは急速に縮小し、お茶の栽培に切り替わったという歴史があります。
このように、お茶の栽培の歴史が浅いことから、ワインの世界になぞらえて、お茶の世界ではスリランカをお茶のニューワールドと呼ぶ方もいます。
歴史が浅いからといって侮ることなかれ。今では年間30トンもの茶葉が生産され、セイロン紅茶は名実ともに世界的に大きな評価を受けるブランドに成長しています。
この記事で紹介するヌワラエリヤ紅茶は、スリランカの紅茶産地の中で最高地の都市ヌワラエリアで作られたお茶です。
それでは、ヌワラエリヤの紅茶について、特徴と美味しい淹れ方をご紹介します。

上で説明した通り、ヌワラエリヤは都市名ですので、ヌワラエリヤ紅茶と言っても、さまざまな大きさの茶葉のものがあります。
今回紹介するヌワラエリヤの紅茶は、写真でわかるように、茶葉が非常に細かいタイプの紅茶です。Crush(潰す)、Tear(引き裂く)、Curl(丸める)の頭文字を取ったCTCと呼ばれる製茶方法で作られているため、茶葉が細かいという特徴があります。
CTCで作られている茶葉は細かいため、短い時間で良好な抽出ができるという特徴があり、大きな茶葉と比べて短い時間で抽出ができるという特徴があります。今回ご紹介する抽出条件はCTCのヌワラエリヤ紅茶の抽出条件ですので、少し茶葉が大きなヌワラエリヤ紅茶を淹れる際は、茶葉の大きさが大きいダージリン紅茶等の抽出条件を参考にされると良いかと思います。


茶葉とお茶の見た目の特徴

上で紹介したように、CTCのヌワラエリヤ紅茶は、細かい茶葉が特徴です。短い時間の抽出でも、鮮やかな赤いキャラメルブラウンの水色(すいしょく)の紅茶を抽出することができます。「紅茶」と聞いて思い浮かべる色のお茶を短時間で抽出することができますので、茶葉にお湯を入れた瞬間から幸せなティータイムが始まります。

味の特徴

CTCのヌワラエリヤ紅茶は、程よいボディ感と口の中を駆け抜けるような爽やかな渋みが特徴です。

香りの特徴

ヌワラエリヤ紅茶はハーブを思わせる香りが特徴で、ミントを想起する方もいるかもしれません。

抽出条件

茶葉量: 3g(ティースプーン1〜2杯)
湯量: 300ml 
抽出温度: 95度  
抽出時間: 1分半 お好みに合わせて、2分程度抽出すると、苦味や渋味によるボディ感も楽しむことができます。

おすすめのティーマリアージュ

・もなか
・大福
・羊羹

渋味や苦味が特徴的なCTCのヌワラエリヤは、甘味が強いお菓子との相性が抜群です。少しゆっくりと過ごすことができるアフタヌーンティーの時間帯に、ヌワラエリヤと甘いお菓子のマリアージュを是非試してみてください。

teploティーポットを使えば、最適な抽出条件で自動抽出することができます。気になる方はぜひチェックしてみてください。


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