黒茶(くろちゃ・こくちゃ)という言葉を聞いたことはありますか?もしかしたら、中国や台湾のお土産でもらったお茶に記載されているかもしれません。
黒茶をそのまま英語にすると、ブラックティー(Black Tea)となりますが、黒茶とブラックティーは別物なんです。
黒茶は、こちらの記事で紹介したお茶の種類では、製茶の工程で菌をつけて発酵させる「後発酵茶(あとはっこうちゃ・ごはっこうちゃ)」に分類されます。プーアール茶等が、黒茶に分類されるのですね。
一方で、ブラックティーは茶葉が酸化した後に製茶をするお茶で、「紅茶」に分類されます。
紅茶は英語でレッドティーではなくブラックティーと呼ばれるので、ややこしくなっているのですね。
黒茶や後発酵茶は、英語では、発酵を意味するFermentを使用して、Fermented Teaと呼ばれたり、黒茶の色の特性から、Brown Teaと呼ばれています。
さまざまな言語でお茶を表現すると、その言語を使う人の思考や感性が見えてくるような気がしませんか?
今後も世界のお茶事情をお伝えしていきますね!
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