煎茶はお茶の木の新芽を摘み、蒸して、揉んで、乾燥させて作られるお茶です。 蒸しの具合によって、普通煎茶、深蒸し煎茶などと区別されることもあります。 煎茶は作る時にどのくらい蒸していると思いますか? 30秒くらい? 1分くらい? 30分くらい? 1時間くらい?

せいろで野菜を蒸すときはだいたい4-5分だから、、、なんて考える方もいらっしゃるかもしれないですね。
答えは30秒から120秒くらいです。 普通煎茶の場合、30秒から60秒くらい、深蒸煎茶の場合はその倍くらいの時間をかけて蒸します。
一般的に蒸しが深いほど茶葉が細かくなっていくので茶葉の見た目でどの蒸し具合のお茶なのかわかります。
煎茶としか書いていないお茶でも茶葉を見れば蒸し具合を判断できますよ。
最後にすこし。
普通煎茶というのは標準的な蒸し具合の煎茶という意味で、茶葉のクオリティが普通程度という意味ではありません。
一方で上級煎茶の上級は茶葉のクオリティを指していて蒸しの具合とは関係がないのでややこしいですね。
このあたりについてもまた改めてご説明しますね。