以前は手洗いをしていたけど、最近食洗機を使うようになって、湯呑みの茶渋が気にならなくなった、という方いらっしゃいませんか?
実はそれ、茶渋と食洗機洗剤の化学的性質によるものなのです。
こちらの記事では歯についた茶渋の着色を落とす方法を紹介しましたが、この記事では、湯呑みの着色と食洗機の相性についてご紹介します。
湯呑みなどについてしまう茶渋は、酸化して沈着しますので、酸性の汚れです。
みなさん、茶渋は重曹で綺麗にする、という話を聞いたことはありませんか?重曹は弱アルカリ性で、酸性の茶渋の汚れを綺麗にすることができるのです。
一方、アルカリ性の液体を触り続けると肌が荒れたりしますので、素手で触れる手洗い用の食器洗剤は、中性のものが多いです。ですので、手洗い用の食器洗剤では、茶渋を落とすことが難しいのですね。
食洗機用の洗剤はどうでしょうか?食洗機の洗剤もさまざまな種類がありますので一概には言えませんが、手洗い用の洗剤に比べて、食洗機用は弱アルカリ性の洗剤が多く流通しています。直接手で触れることがない洗剤なので、弱アルカリ性でも手が荒れることはありませんね。
ですので、食洗機で洗浄すると、重曹で茶渋を落とした時と同様に、酸性の茶渋の汚れは落ちやすいのです。
以上、茶渋と食洗機のお話でした。
家族でゆっくりとお茶を飲みながら、小ネタとして茶渋と食洗機の酸性アルカリ性の話をする機会は、、、なさそうですね。
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