炒り番茶(京番茶)をご存知ですか?
サントリーの伊右衛門の京都ブレンドが発売されてから存在を知った、とんかつ屋さんのかつくらで出てくるお茶として知っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では炒り番茶の特徴と美味しい淹れ方をご説明します。
番茶は、普段使いのお手頃なお茶(緑茶・ほうじ茶など加工の種類は問わない)と言う意味で使う場合と、ほうじ茶として使う場合がありますが、炒り番茶の「番茶」はほうじ茶という意味で使われます。
炒り番茶は、お茶の葉だけでなく、茎や枝もひとめとめに刈り取って蒸し、揉まずに天日乾燥させ、強火で炒って作られます。揉まないため茶葉はそのままの形をとどめており、落ち葉や枯れ葉のような見た目です。
紅茶の元祖とも言われ、松の木の煙のスモーキーな香り(正露丸の香りという人もいますね)をもつ、ラプサンスーチョンは、紅茶をよく飲まれる方であればご存知の場合も多いかと思いますが、炒り番茶はラプサンスーチョンと同等かそれ以上のスモーキーさがあります。
価格としては非常に手頃な場合が多いです。(100gで300円前後)
普段飲みのお茶のため、1包装の量が多いのも特徴の一つです。
そもそも内容量が多いと言うのもありますが、茶葉が大きいので100gでも結構な大きさになります。
香りが非常に強いので、保管の際にはほかのお茶に香りがうつらないように注意が必要です!
茶葉とお茶の見た目の特徴
揉まないため茶葉はそのままの形をとどめており、落ち葉や枯れ葉のような見た目です。抽出したお茶の水色(すいしょく)は、茶色です。
味の特徴
すっきり、さっぱりしていて、食事中や水分補給に適しています。 カフェインもひかえめなので子供や妊娠している方も安心です。
香りの特徴
茶葉炒る時にたちのぼる煙の香りが茶葉にうつるため、非常にスモーキーです。
抽出条件
茶器:やかん
茶葉量: 20g程度
湯量: 2L
抽出温度: 熱湯
抽出時間: 2-3分
その香りから、好みがはっきり分かれる炒り番茶ですが、ハマる人はどっぷりハマるためリピート率は高いそう。
未体験の方は試してみてはいかがでしょうか?(まずは少ない量から購入がおすすめ!)
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著者情報/ teploについて
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