紅茶には、ポリフェノールの一種であるカテキンが豊富に含まれています。カテキンは抗酸化作用を持ち、健康効果が期待される成分として注目されています。この記事では、お茶に含まれる主要な4種類のカテキンと、そのカテキンが味に与える影響について詳しく解説します。
カテキンとは?
カテキンは、植物に含まれるポリフェノールの一種で、特にお茶に多く含まれています。カテキンは抗酸化作用を持ち、活性酸素を抑制することで、健康に様々な良い影響をもたらします。お茶に含まれるカテキンには、主に以下の4種類があります。
お茶に含まれる4種類のカテキン
- エピカテキン(EC)
エピカテキンは、比較的穏やかな苦味を持つカテキンで、後味に少しの甘味を感じさせることが特徴です。この成分は、お茶の味わいに柔らかさを加える役割を果たします。 - エピカテキンガレート(ECG)
エピカテキンガレートも渋みと苦味が穏やかで、お茶の味にバランスをもたらします。ECGは、お茶のしっかりとした味わいを形成する重要な要素です。 - エピガロカテキン(EGC)
エピガロカテキンは、強い苦味と酸味を持ち、お茶の爽やかさと軽やかさを提供します。 - エピガロカテキンガレート(EGCG)
エピガロカテキンガレートは、お茶に含まれるカテキンの中で最も多く含まれる成分で、抗酸化作用が注目されています。お茶の色や風味を形成する主要な成分であり、健康効果も最も注目されています。
カテキンが味に与える影響
カテキン4種類の説明で少し触れましたが、カテキンの味わいの最大の特長は渋みです。実は、カテキンはタンニンの属性のひとつなのです。タンニンと聞くと渋みを連想しやすいかもしれませんね。この渋みが、お茶の独特な風味を形成し、深みのある味わいを提供します。みなさん、トクホのお茶を飲んで渋みを強く感じた経験はありませんか?健康に良いとされているカテキンを多く含有したお茶がトクホのお茶として販売されることが多いため、そのカテキン(タンニン)の特長である渋みが強いということなのですね。
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