2022年7月に販売を開始した水出し用のカラフェ「teplo cold brew carafe」。
水出しカラフェでも、アプリやメールを使った飲み頃のお知らせ通知やお茶のサブスクなど、世の中の冷茶の商品と比べると、テクノロジー要素を盛り込んだ体験設計になっています。しかしながら、テクノロジーを駆使したIoTティーポット「teploティーポット」等の今までのteplo製品と比較すると、水出しカラフェには電源もBluetoothも入っておらず、アナログ感が強い製品かと思います。teploティーポットのイメージを強く持たれている方は、少し驚かれたかもしれません。
この記事では、なぜteploがカラフェを作ろうと思ったのか、そのきっかけをご紹介します。
まず、teploがカラフェを作ろうと思いまじめたきっかけについて、ご紹介します。
2020年にteploティーポットを発売して以来、「teploプレミアムレストラン」や「teploプレミアムエクスペリエンス」という名前で、1日〜数日限定のレストランやお茶の企画を実施してきました。
資生堂様と実施した、フレンチのコース料理とお茶のマリアージュレストランでHanakoさんに取材いただいた記事はこちらです。
これらのイベントの中で、teploティーポットで淹れる温かいお茶の可能性を再発見するとともに、料理と一緒に楽しむ際は、お茶の提供温度は、高温よりも低温〜常温のほうが相性が良いことも多いということを実感しました。そのため、teploのイベントでは、一度teploティーポットで淹れた温かいお茶を冷やして提供することも多くありました。冷やして提供することで、お茶の提供温度の問題は解決ができるのですが、「冷やしたお茶をどんな容器にいれるか?」という課題が最後まで残りました。
ワイン用のカラフェを使用すると佇まいは洗練されますが、茶葉が出てきてしまう等、機能的な課題が残ります。一方で、市場に出ているお茶用のピッチャーは、機能性は満たすものの、テーブルウェアとしてのデザインの洗練さが足りないと感じました。とくに、料理とマリアージュさせて少し特別な体験を提供する場面では、もう少し洗練されたデザイン性を追求したいという思いがありました。
「世の中にちょうど良いものがないのであれば、自分達で作ってみようか。最高に洗練されていて、冷茶を抽出するための機能が詰まった美しいカラフェを。どうせ作るなら美しいだけじゃなくてメチャメチャ使いやすやつを。」
これが、teplo cold brew carafeの開発を考え始めたきっかけです。
このようなきっかけで始まった、水出しカラフェのプロジェクト。
こちらの記事でカラフェの寸法について紹介したように、実際にプロダクトの思想を作り、デザインや設計に落とし込み、製造し、製品として仕上げる工程は、非常にワクワクする過程でもあり、なかなか骨が折れる作業でもあります。
苦労話や開発秘話を書き出したら止まりません。もちろん楽しい思い出もいくらでも出てきます。
今後も、 teplo cold brew carafeのデザイン思想や製造の裏話もお伝えしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください。
P.S. 先日、 teplo cold brew carafeについてこんな記事が出ました。私たちのビジョンが世の中に伝わったような気がしてすごく嬉しかったので、共有させてください。
脱アルコールで“お茶”にシフト、ワインのように楽しめる「teplo」のお茶は究極の贅沢かもしれない
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著者情報/ teploについて
teploは「美味しいお茶を世界中に届ける」というミッションを掲げるお茶のブランドです。
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