マリアージュとは結婚を意味するフランス語。 そこから転じて、それぞれを別々に楽しむときにはなかった 新たな魅力を引き出す取り合わせのことをマリアージュとよびます。
この記事では、teploが提案するティーマリアージュ理論の3つのアプローチをご紹介します。
まず1つ目は、味からのアプローチです。
【味の濃さを揃える】
味の濃さを揃えることで、口に含んだときに感じる味の濃さを揃え、食材とお茶に一体感を生み出す方法を紹介します。
料理の味の濃さを考えるうえで基本となる指標は、食材と調理法の2つ。
主材料:味の軽い方から順に 野菜、白身魚、赤身魚、白身肉、赤身肉
調理法:味の軽い方から順に 生、茹でる、蒸す、焼く、煮る
上記の主材料と調理法の組み合わせで大まかな味の濃さが決まります。
味の軽い繊細な料理には軽やかな緑茶や烏龍茶を合わせ、味の濃い煮込み料理にはしっかりとした烏龍茶や紅茶を合わせましょう。
さらに、副材料や調味料などの要素を加えていくことにより、より正確な味の濃さをイメージすることができます。
2つ目は、香りからのアプローチです。
お茶のもつ香りは、ハーブのような爽やかな香り、オレンジのような甘酸っぱさを感じるフルーティーな香り、薪火から漂うような芳ばしい香りなど非常に多様です。この香りを利用することで、より複雑で魅力的な味わいを生み出すことができます。
ここでは香りを利用した3つの方法をご紹介します。ここで紹介する3つの方法は汎用性が高く、多くの組み合わせを見つけることができるでしょう。
【香りの強さを揃える】
香りが控えめな繊細な料理には繊細な香りのお茶を合わせ、複雑な香りや強い香りをもつ料理には特徴的な香りをもつお茶を合わせましょう。香りの強さを揃えることで、料理とお茶に一体感を生み出すことができます。
【香りを揃える】
料理の中にある香りと同じ香りをもっているお茶を合わせることで、香りを揃える方法です。
たとえば、ハーブのような爽やかな香りのお茶はサラダと相性が良いと
いえます。香りを揃えることで、料理とお茶に一体感を生み出すことができます。
【相性のよい香りを合わせる】
料理に加えると相性の良い食材と同じ香りをもっているお茶を合わせる方法です。
たとえば、オレンジを加えたら美味しそうなサラダと、オレンジの香りのお茶は相性が良いでしょう。相性のよい香りを合わせることで、料理とお茶がもつそれぞれの魅力を引き立たせることができます。
3つ目は、すこしユニークな、色・温度からのアプローチをご紹介します。
【色を揃える】
料理や食材とお茶の色を揃える方法です。色彩が近しい食材は味わいの共通項を持つ傾向があり、色を合わせることで、料理とお茶に一体感を生み出すことができます
【温度を揃える】
料理の温度とお茶の温度を揃える方法です。冷たい料理には冷たいお茶を、常温の料理には常温のお茶を、温かい料理には温かいお茶を合わせることで、料理とお茶に一体感を生み出すことができます。一方で、とても熱い料理や、辛い料理に冷たい飲み物を合わせることでバランスをとる中和的な合わせ方もあります。
今回紹介したアプローチはあくまで基本のアプローチ方法。今後、料理とお茶のマリアージュをより具体的にご紹介していきます!
いろいろ試して、お気に入りの組み合わせやクセになる組み合わせを見つけてみてください。
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著者情報/ teploについて
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