ティーマリアージュ理論編①とティーマリアージュ理論編②で紹介したマリアージュ理論の実践編として、かぶせ茶を使用したティーマリアージュをご紹介します。

かぶせ茶は、茶葉収穫前の1週間前後、茶葉に覆いをかぶせて日光を遮る「かぶせ」という特別な工程を経てつくられたお茶です。甘味と旨味が豊かで、海苔を思わせるヨードの香りを主体にディルなどのハーブ香も感じることができます。渋みは少ないですが、厚みのある味わいで食材に負けないボディが特徴的です。
今回おすすめするのは、かぶせ茶と真鯛のカルパッチョの組み合わせです。
緑茶とカルパッチョの組み合わせは意外に感じるかもしれませんが、かぶせ茶は魚介類全般と相性が良く、カルパッチョの仕上げに使われるオリーブオイルともよく馴染みます。また、香りの要素としてレモンの表皮を削って仕上げることで、かぶせ茶がもつ柑橘香が顔を覗かせ、新しい発見に出会うでしょう。

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