「おちゃのこさいさい」はお茶のつく言葉として真っ先に思い浮かびそうなほどポピュラーな言葉ですよね。
しかしながら、「おちゃのこ」も「さいさい」もさっぱり意味がわからないということで、ちょっと調べてみました。

まず「お茶の子」を国語辞典で調べてみたところ、「おちゃのこ」はお茶の子供とか、お茶の若い芽とかそういった意味ではなく、お茶請けや簡単な食事のことを指すのだそう。
では、さいさいは?
国語辞典ではそれらしいものが載っていなかったので、「おちゃのこさいさい」を語源辞典で調べてみたところ、さいさいは、のんのこ節という長崎・諫早の民謡の「さいさい」という囃子言葉からきているそう。ちなみにのんのこは諫早の方言でかわいい子という意味。囃子言葉なのでさいさいにはまる漢字はないようです。さらに蛇足ですが、佐賀にはのんのこという焼酎もあるみたいです。飲んでみたい。
おちゃのこさいさいは、お茶請けを食べるくらいたやすくって軽口もたたけちゃうみたいなところからきているんですね。
また一つお茶にまつわるうんちくネタが増えちゃいました。
以上、「おちゃのこさいさい」の由来でした。